現代社会において、Youtube, TikTok, InstagramなどのSNSは当たり前のように利用されている。これらのアプリにおいていまや収益化は一般的になっている。広告収入、案件のみならず、最近は配信中のスーパーチャットなども行われている。またその延長で自分のキャラクターなどをグッズ化し、収益化が行われ、これら総じて推し活が行われている。
ここでおもしろいのは、これらの行いのなかに社会的に生産的なことがほとんど含まれていないにも関わらずお金が動いているということだ。
推し活にはなにか生活に役立つモノが生産されているわけでも生活の基盤となるインフラが整備されるわけでもない。ある特定の消費者が楽しみや喜びを味わうための行為である。そこに価値が見いだされられ、需要と供給により推し活市場として経済が回っている。
社会に直接的に貢献していなくとも経済が回る、しかも今の社会ではSNSの普及により誰にでもそのチャンスが与えられている。ひと昔前ではありえなかったことが今では現実となり、この仕組みで経済が回っていることに不思議にも思う。
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